取り消し Event.returnValue への対応が追加されました

公開日: | カテゴリー: DOM

概要

Firefox 63 で window.event プロパティが実装されました。これは Internet Explorer に由来するものですが、Event.prototype.srcElementEvent.prototype.returnValue とともに DOM 仕様での標準化が行われたためです。

この変更はウェブ互換性の改善を意図していますが、この旧非標準プロパティを使用した一部のブラウザー判別コードはむしろ正常に動作しなくなることが予想されます。既に報告されている典型的な例は、Firefox では 0 を返す event.keyCode を巻き込んだもので、Mozilla のエンジニアが対応中です。他にも問題が発生する可能性があるため、あなたのコードをスキャンして、もし window.event が見つかった場合は、その機能が Firefox で動作することを確かめてください。

なお、srcElement の対応は既に Firefox 62 で追加 されており、これも少なくとも 1 件の互換性問題をもたらしています。

更新: Event.prototype.returnValue プロパティも Firefox 63 で追加されました。この記事のタイトルはそれに合わせて更新されました。

更新 2: いくつかの互換性問題により window.event は Firefox 63 に追加されないことになりました。これは主に keyCode プロパティに Firefox が対応していないためです。window.event は Nightly 以外のチャンネルでは 無効化 されました。この記事のタイトルは再度更新されました。

更新 3: Event.returnValue 対応は、一部ウェブアプリに影響を及ぼしたことから Firefox 64 で 一時的に無効化 されました。keypress イベントの互換性問題が解決された後、Firefox 65 で再度有効化されます。

参考資料